コンサート
八木美知依はシタールに似た日本の伝統楽器、琴を演奏する。長く厳しい教育を受けた後、近代の道を選び、非凡な表現力によって特徴づけられる独自のスタイルを発展させ、とりわけ、琴の打楽器的要素と、空転する弦の振動によって、予想外のポリフォニーの可能性を探っている。伝統的な作品の最たるものから、きわめて自由な即興演奏に渡る、彼女のレパートリーは計り知れない。
八木美知依は1985年に沢井一恵に師事、琴の勉強を始めるが、教育の厳しさと伝統的演目の形式主義に違和感を覚える。1989年から1990年までコネチカットで客員教授を務めるが、アメリカの前衛芸術との接近によって、それまで持っていた伝統と近代の亀裂といった概念がみごとに崩れ去る。そこで自ら作曲し始め、あらゆる影響や、月並みな賛辞から解き放れた、新しい日本的なものを探求する。Sachiko MとHacoとのグループHoahio他、様々な構成で演奏している。 |