「メカトロニカ」
コンサート
土佐信道(社長)、ヲノサトル(経理)、木村匡孝(工員)、林立夫(工員)、織田洋介(工員)、田井地直己(工員)
吉本興業株式会社制作
紙製の肺のロボット歌手「シーモンズ」、自動ギター「ウルトラ・フォーク」、機械仕掛けのリズムマシン「コイ・ビート」、こうした明和電機の巧みな創作力は、パラドクスに多くを負っている。やる気あふれた作業場と奇天烈な製品発表、革新的な芸術的主張と意識的なマーケティング戦略。ブルーノ・ムナーリのように、土佐信道は樹脂とアルミニウム製の自動装置に生命を与え、魅惑的でわがままな機械の無意味な美を増徴させる。
土佐阪市が1969年に設立した明和電機は、1979年オイルショックの影響で倒産した、紛れもない中小企業である。14年後、息子たちが後を引き継ぎ、階級構造、日本の電気工の青い制服といった、企業の形態を結びつけたアートプロジェクトとして、明和電機を蘇らせた。2001年、弟の土佐信道が社長の座を継ぎ、「やったもんがち、とったもんがち」という容赦ない社訓を唱え上げる。 |