映画
衣笠貞之助監督、1926年
白黒無声映画、60分、16ミリ
作曲:ヲノサトル、2007年
ヒロコ・ゴバーズ婦人の快諾の下での上映。
衣笠貞之助監督、川端康成脚本による、日本無声映画の宝。ドイツ表現派に強く影響された「狂った一頁」は、自分の子供を溺死させた後、見捨てられ、精神病院に閉じ込められた女性の姿を追う、狂気の淵で繰り広げられる幻想的な物語である。この永劫の映画の全サウンドトラックを再考察するのは、幅広い活動で知られる作曲家のヲノサトルである。
多作の逸材、衣笠貞之助 監督(1895-1982)は、百以上もの作品を指導している。1920年代、彼の実験によって、日本映画は欧州映画と肩を並べるほどに精密化されていった。中でも「地獄門」は、1954年にカンヌ映画祭パルムドール賞を獲得している。「狂った一頁」は長年に渡り紛失したとみなされていたが、1971年、奇跡的にネガが再発見されている。 |