コンサート
ドラびでお、それはスクリーンとドラマーである。ドラム/リモコンを光速で殴りつけ、再生、巻き戻し、早送り、一時停止モードを切り替えながら、ドラびでおの魂の猛者こと一楽儀光は、スクリーン上で衝突する一連の画像を操る。ユマ・サーマンが首を刈り、ジョージ・ブッシュと金正日が群集を扇動、キッスがライブ…。これらのシーンがぶつかり合い、混ざり合っていく。ドラムのとどろきはサウンドトラックに溶け込み、轟音のリズムはビデオを断続的に切り刻む。
ドラびでおのドラムとコンピューターのインターフェースは伊藤隆之によって開発された。このプロジェクトで一楽儀光は、ソロ演奏と、初心の観客を惹きつけること、また、国際的アートシーンでの評価を勝ち取ること(2005年アルスエレクトロニカ、デジタル音楽部門で選外優良賞)という、三重の挑戦を果たした。断固としてきわどい見事な挑発ぶりで、ドラびでおは大いに良識を踏みにじることだろう。
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