歌
ラスとガキ
様々な影響を背景に、ばきりノすは日本の民謡に根を張りつつも、アカペラで奏でられる旋律は、時折ヨーロッパの民謡や、彼方の地に由来する無名のメロペをも彷彿とさせる。独学で、コンプレックスのない、精気にあふれた多様な歌声は、オリジナリティは技術だけがもたらすものではないことを証明している。
ラスとガキは大阪のロックバンドで共演していたが、やがて歌を中心にした大胆なスタイルを試みるようになる。東京のメディアの喧騒から離れ、ばきりノすの純真さは聞き手の心を捉える。エスニックな息吹と、はやし歌のポエジーの間を揺れる、美しくも率直で穏やかな声。初のミニアルバム「色なき空と、あをい月」は、レーベルTOKA軸から2005年にリリースされている。 |